ラケットを長持ちさせるコツとして、しっかりケアすることが挙げられます。一見丈夫そうに見えるラケットですが、雑に扱うことで劣化を早めたり、故障や破損の原因となってしまいますのでご注意ください。愛用のラケットをいつまでも長くご使用いただくためのポイントについてまとめましたので、ご参照ください。
使用後は、汗や水分を柔らかい布などで綺麗に拭き取るようにしましょう。そのままにしていると、カビやサビの原因となりかねませんのでご注意ください。拭き取りながら、キズや破損、ガットが切れていないかなどもチェックすると良いでしょう。シンナーやベンジンなど溶剤での拭き取りは、劣化や変色に繋がる恐れもありますので、使用には注意するようにしましょう。
バドミントンやテニスなどラケットを持ってプレーするスポーツは、比較的激しく動き、汗をかきやすいといえます。手汗も多くかくと思いますので、グリップテープはしっかり巻くようにしましょう。グリップテープを巻かずに放置していると、ニオイが強くなったり内部が傷んだりする可能性が高く、劣化を早めてしまいます。今では様々なグリップテープが販売されておりますので、自分の好みの素材や機能を持ったグリップを選ぶと良いでしょう。
特に夏場の炎天下の車内にラケットを放置しないようにしましょう。ガットに樹脂を採用していれば、高温にさらされることで柔らかくなり、テンションが低下するように伸びてしまいます。また、ラケット自体の変形や破損の原因ともなりかねません。
樹脂材料にて出来ているラケットは、光や熱のエネルギーで劣化が進行してしまいます。紫外線は太陽光の中で最もエネルギーが高く、樹脂の劣化に大きな影響を与えると考えられます。テニスとなると屋外で行うスポーツでもありますので、全く紫外線に当たらなくすることは出来ませんが、プレー以外は日陰に移動したりラケットバッグに入れるなどして対策を心がけましょう。